体験談

当院で吃音治療を受けた方の声をご紹介させていただきます。

Sさん(宮城県在住 26歳 女性)

私が自分でも吃音を自覚し、悩むようになったのは小学生高学年になってからです。特にカ行・サ行・タ行に言いにくさを感じて、ずっと苦手意識を持っていました。
短大を卒業後5年間保育の仕事をしていましたが、子どもの名前や電話で園名を言う時になかなか言葉が出てこなくて、電話が鳴るのが怖く心臓が飛び出しそうなくらいドキドキしていました。会話で言いにくい言葉を避け同じ意味の言葉に言い換えることで、何とかやってきましたが、固有名詞はどうにもなりません。大好きな子どもたちに申し訳ない気持ちでした。
 
転職を機に絶対に治したいと思い、インターネットで調べていた時に杉本先生のホームページが目にとまりました。実際にいってみるまでは半信半疑な部分もありましたが、カウンセリングを受けてやってみたいと思い、短期集中レッスンをしてもらいました。
私がレッスンを受けて感じたことは、多くの認識の違いがあったことです。幾つか挙げてみますと、話をする時に無意識にブツブツ切れる話し方をし、言葉をつなげて言おうとしていなかったこと。間違った口型をし、余計に言いにくくしていたこと。自分の声だと思っていた声が仮の声であり、響きのある本当の声ではなかったこと。自分では普通の速度だと思っていた発語テンポが、一般的にみたら速かったこと。ちゃんと発語しているつもりでも不明瞭な音があったこと等、レッスンを重ねていく中で指摘されて初めて気が付くことがたくさんありました。
 
自分の頭に無かったことを指摘されてもすぐに実感することは難しいと思います。しかし、これまでの生活を思い返すと、例えば友達と何気なく喋っていて自分では普通に話したつもりでも聞き直された経験が何度もあり、一音一音はっきり発語していなかったのだと気付きました。その他にも先生に指摘されたことに当てはまる出来事があり、自分の改善点がよく理解できました。学生時代、吹奏学部に在籍しており、声を楽器に、文章を曲に例えて説明してもらったのでわかりやすかったです。声を出しビリビリと振動を感じた時、楽器が響く感覚と似ていたので自分の響く声を実感することができました。
 
どこがどのように悪いのかがわからないうちは吃音を治すことはできないし、きちんと納得した上で改善点を自覚することが大切だと思いました。
20回のレッスン終了後に就職活動の為に、応募企業に電話をかける機会がありましたが、レッスンでやったことを踏まえて話をしました。自分でも驚くほどスムーズに、落ち着いた響きのある声で話をすることができました。今後も自分の改善点を認識した上で、腹部操作で声をコントロールできるように練習を続け、自信をもって話ができるように努力していこうと思います。
杉本先生ありがとうございました。

院長より一言

Sさんは宮城県に在住で、転職を機に短期集中レッスンを希望されました。就職時の面接で失敗したくないので、その前になんとか吃音を治したい・・・という高いモチベーションでレッスンを受けられました。五日間で10レッスンを計画し、3週間置いて、再度5日間で10レッスン行いました。短期レッスンでも自分の弱点が認識出来れば、十分に吃音が改善出来るのです。遠方にお住まいの方にはお勧めです。
あとは月1回のメンテナンスを受けて、地道に発語練習を行いながら新しい発語リズムの「良い癖」を身に付けていくことで流暢に話せるようになります。決して有頂天にならずさらに努力を積み重ねていってください。

Yさん(滋賀県在住 19歳 予備校生 男性)

杉治療院に通って杉本先生の治療を受ける事、4日で今まであれほど苦しめられてきた吃音が治ってしまいました。まだ、吃らず話せる事が信じられず中々実感が湧きませんが、心の奥底から喜びが感じられます。今までの苦しみは一体何だったのだろうかという怒りと共にわずか4日間で吃音を治療して下さった杉本先生と滋賀県から東京にまで出て来てウィークリーマンションを借りて治療に専念できる環境を作ってくれた両親、兄に対する感謝の気持ちが堪えません。
 
実際3日で吃音は治ったわけなのですが、3日目の夜はあまりの嬉しさに電車の中で一人ニヤつき、母と話してばかりいました。母には性格が変わったようだと言われましたが、普段は自分を殺していたのですから当たり前かもしれません。吃音する事があったために話す途中で自分が言おうとしている事を止めたり、そこまでいかず、考えるだけで止めてしまうというような事が何度あったかわかりません。その度に自分は何て情けなく哀れなんだろうかと思いました。それが3日で治ってしまうなんて・・・本当にビックリです。
また、奇跡とも言える自分の運の良さにも驚いています。今年大学受験で課せられる面接のために吃音を再認識し、予期不安がひどくなり、吃音を治療するためにどこかの医療機関にかかろうと思いました。その時は、吃音を治せるのであればどこでも良く、インターネットのホームページで初めて見たのが杉本先生のホームページでした。
 
後にわかった事ですが、他のホームページは吃音について的はずれでしっかりした治療法が確立されているわけなど到底無く、初めに杉本先生のホームページに出会えた自分の運の良さにただただ驚くばかりです。
また、他のホームページに対する怒りが込み上げてきます。もし、自分が他のホームページを見ていたかと思うとぞっとします。まだ治っていない事はおろか一生吃音と付き合って生きていくという変な自信をつけさせられ、一生悩み苦しんでいたかもしれません。
また、そうなっているかもしれない他のホームページの投稿者の方の事を考えると、やり切れない思いがします。先生の治療法が広まれば、一体どれだけの人が毎日心から笑って暮らせるだろうかと思います。
 
単純な論理であることも、僕がしっかりと理解できるように様々な具体例を挙げていただいたり、実演したりしていただいて本当によく理解できました。また、適切なアドバイスや、数多くの激励、本当にありがとうございました。吃音が治る事で人生観が変わったような気がします。これから積極的に生きていきたいと思います。杉本先生が吃音治療をしていなければ、今笑っている僕はいませんし、一生、心から笑えず、どこかに不安を抱えて生きることになっていたでしょう。先生と出会えて本当に良かったと思っています。
本当に、本当に、どうもありがとうございます。そしてこれからもよろしくお願いします。

院長より一言

Yさんは今年4月から予備校に通われる予定で、その前になんとか吃音を治したい・・
ということでしたので、ウィークリーマンションに泊まっていただいて一週間の集中レッスンを計画しました。 一日2、3レッスンを時間を分けて行い、その間、宿泊先で発語練習をしてもらいました。Yさんの吃音を治そうとする熱心さ、努力、理解力、若さ等がうまくかみ合って4日でほぼ治すことが出来ました。
あとは月1回のメンテナンスを受けて、地道に発語練習を行いながら新しい発語リズムの「良い癖」を身に付けていくことで流暢に話せるようになります。
決して有頂天にならず、さらに努力を積み重ねていってください。

Tさん(東京都在住 17歳 高校生 男性)

私が吃音を自覚したのは5歳位の時でした。
幼稚園の先生が怖くて先生に話しかけようとしても口ごもるようになりました。
それからというもの、最初の言葉がとても出しずらく、特に自分の苗字の「た」が出しづらくなり、だんだんた行すべてが苦手になりました。特に電話で自分の名前が出しづらかったです。中学3年生のときに精神科へ行けば治ると教えてくれる人がいたので受診しました。医者には精神安定剤を服用していれば治ると言われ、1年間服用しましたがまったく治りませんでした。
 
そんな時に、たまたま杉吃音治療院のHPが目に留まりました。カウンセリングを受けに行くと先生に、「吃音は正しい発声法と正しい発語法を訓練すれば、必ず治るよ」と言われて、レッスンを開始しました。
 
週2回レッスンに通い、家では毎日2時間発声法と発語法の練習をしました。
治したい一心でがむしゃらに練習する毎日でした。3ヶ月間で24回通いました。
以前はまったく出来なかったのですが、今では声をコントロールする事が意識して出来るようになり、電話でも名前が詰まることはほとんどありません。治らないと思っていた吃音がこんなにも早く治るなんて信じられないです。文節ごとに正確に言葉を出す作業がとても大切なことが、わかってきました。今後も発語練習を少しずつ続けて行けば、正しい話し方の「癖」を付けることが出来ます。地道に練習していこうと思っています。

院長より一言

Tさんは高校生ということで時間的な余裕があり、週2回のレッスンを行いました。家でもかなり練習されています。
短期間で吃音が治った典型的な例です。吃音症状や発語法の練習量にも個人差がありますが、若い方は早く治ります。

Yさん(千葉県在住 20歳 大学生 男性)

僕は小学校2年生のときに先生に本読みを当てられて、友達に笑われたのをきっかけに自分の吃音に気付きました。話すことが日増しに苦痛になっていきました。高校生の頃には声を出すことさえ苦痛になってしまいました。現在大学2年生ですが、大学入学と同時に杉吃音治療院で吃音矯正を始めました。就職のことが気になり吃音を治す決心をしたのです。
僕は普段からしゃべることが億劫で、ほとんど声を出しませんでした。
そのためいざ声を出そうとしてもうまく声が出せない状態にまでなっていました。
杉本先生に「声のリハビリから始める必要がある。」と言われました。声を出すことをしていなかったので、声帯を鍛える訓練から始める必要があったのです。
 
単音腹圧発声法を教えてもらって、発声法を少ないときで2時間、多いときでは6時間、ほとんど毎日6ヶ月トレーニングを続けたころにやっと声を出すコツのようなものが分かってきました。7ヶ月目からは文節リズム発語法を受けました。最初は頭で理解出来ても、体がついていかない感じでしたが、9ヶ月目位から朗読がすらすら出来るようになりました。今11ヶ月目に入っていますが、話すことに欲が出てきたので、滑舌指導と外郎売の指導を受けています。
まだ人と話すことは苦手でドキドキしますが、文節リズムを意識して話すと不思議と吃りません。本当に不思議です。今後も発語法のトレーニングを続けていくつもりです。
 
杉本先生の吃音の捉えかたは、吃音が改善してきている今になって正しいことがわかりました。吃音が癖だということが体を通してやっと実感できました。
人生に希望を与えていただいた杉本先生に感謝しております。ありがとうございました。

院長より一言

Yさんは声を出すことさえ難しいという、吃音の段階よりももっとひどい状態でした。 単音腹圧発声法という方法を用いて、まず声帯を鍛えることが先決問題でした。 声をしっかり出せるようになってから文節リズム発語法を指導すると、最初は難しかったようですが、今ではかなり流暢に話せるようになっています。 ご本人の希望でアナウンサーが行う滑舌訓練、及び外郎売の指導をしています。

Kさん(埼玉県在住 37歳 主婦 女性)

わたしの父はドモリでした。そのせいなのかどうかわかりませんが、いつの頃かわたしもドモるようになっていました。高校を卒業して23歳で結婚しました。女の子が2人出来ました。現在、中学1年生と小学4年生ですが、彼女たちもドモリになっていたのです。
わたしがドモリで悩み、苦労して来たことを娘たちには経験させたくないと思い、娘たちのドモリを治す決心をしました。インターネットで調べて杉本先生のカウンセリングを受けてみました。
 
「吃音は遺伝ではありません。幼児期は言葉をオーム返しのように覚えていくので周りに吃音者がいた場合、無意識のうちに吃音の口調を真似てしまうことがあり、吃音になってしまうのです。正しい発声法と発語法を学び、吃音の口調を普通の口調に変えるトレーニングをすれば治ります。3人一緒に練習しませんか。」と杉本先生におっしゃっていただいたので、わたしも娘たちと一緒に練習を始めることにしました。
娘たち2人からはとても刺激を受けます。わたしはまだ発語法Aの段階ですが、娘たちの上達がとても早く発語法Bの段階に入り、もう言葉がすらすら出るようになっているのです。
 
杉本先生が言うには、「子どもの方が真似ることが上手で、反射神経もいいので治りが早い。」そうなのです。わたしは娘たちより上達が遅いのですが、発語法Aをマスターするだけでも発語の予期不安がずいぶん無くなったような気がします。娘たちに負けないようにがんばっていきたいと思います。

院長より一言

発語法Aとは単音腹圧発声法のことで、発語法Bは文節リズム発語法のことです。
小、中学生の吃音は頭が柔軟なので、比較的早く吃音改善ができたのですが、大人でも吃音を治す気持ちに揺らぎがなければ克服できます。
お母さん、がんばりましょう。
※追記 発語練習になかなか時間を割けなかったお母さんも8ヵ月後には、見事に吃音を克服されました。

Sさん(横浜市在住 20歳 専門学校生 男性)

私は中学2年生の頃に引越しをしたので中学も変わらなければならなくなりました。
転校することがすごく嫌でした。ちょうどその頃それまでは普通に話すことが出来ていたのですが、少しずつラ行が言いにくくなりました。自分なりに何度も何度もラ行の発音練習をするのですが、練習をすればするほど出にくくなっていきました。高校生1年生のとき、現代国語の時間に本読みに当てられたとき、別離(べつり)の「り」が苦手なので、ごまかすように小さな声で読んでいる自分に気付きました。
それからは話すことが苦手になり、専門学校に通っていますが状況は変わらず就職のことを考えると吃音を治すしかありません。そうこう悩んでいるときに父がインターネットで杉吃音治療院のホームページを見て、カウンセリングに行ってみてはどうかと言ってくれました。
カウンセリングを受けに行くと杉本先生に、発声法のアドバイスをしていただきました。
腹圧をかけた状態でラ行を出すととても言い易いことが実感出来ました。目から鱗が落ちる思いでした。今まで何を悩んできたのだろうという複雑な気持ちになりました。
 
ラ行が言いにくかったのは発声法が間違っていたのです。早速レッスンを受講をすることにしました。単音腹圧発声法を教えていただいて自宅でも練習をしたところ声の出し方が分かるようになりました。いままで上ずっていた声が響くようになってきました。
まだ発語することに予期不安はありますが、ブレスのタイミングを意識するとどもることはありません。私にとって単音腹圧発声法は魔法のようなものです。吃音で悩んでいる方は試してみた方がいいと思います。必ず効果が出ると思います。私はいま文節リズム発語法と外郎売を練習しています。外郎売は滑舌を良くする練習であり、話芸の一つです。完全にマスターすることを目指して頑張っています。

院長より一言

やはり若い人は早く改善できるようです。
単音腹圧発声法は魔法ではありませんが、非常に効果のある方法であることは間違いありません。

Hさん(愛知県在住 45歳 自営業 男性)

私は現在45歳で自営業を営んでいます。10ヶ月前から杉吃音治療院にお世話になっています。小学生のころから吃るようになり、中学、高校、大学、社会人を通して30年間、吃音を治すために、4つの矯正所、3つの心理療法所、5つの催眠療法所に通いました。しかし、吃音はまったく改善しませんでした。もう吃音は治らないと諦めていました。
 
たまたま私の知人の息子さんも吃音だったのですが、杉吃音治療院に通って治ったということを聞いてからは、私もなんとかなるのではないかという気持ちになり、杉本先生のところにカウンセリングに行きました。吃音の原理、治療法など詳しく説明していただきました。吃音を治す方法が他の矯正所に比べて遥かにシステム化されていてこれなら治せると直感しました。
 
息を吸う為にブレスを行うというより、力を抜く為にブレスをすれば自然に肺に空気が入り、発語タイミングが正確になり、スムーズに言葉が出せること、吃音者は言いにくさを感じながら無理に言葉を出していくので、必ず音が歪んでいて、音の歪みを治さなければならないこと、音の歪みを治すことで、言葉のリズムやテンポが正確になり、リズミカルな会話が出来ることなどを教えていただいたのです。具体的には、音の歪みを治すために、まず一音一音正確に正しい発声法で、正しく単語を発音することから始めて、次に単語どうしを連続して繋げる訓練をしていくというものです。
今考えると私は言葉を出すときにブレスをしていませんでした。なんとか言葉を出さなければいけないという気持ちが先走り、力が入っていました。ブレスはテイクバックの意味もあるということを教わってから、言葉を自由にコントロールすることが出来るようになり、リラックスして言葉が出せるようになって来ました。そして言葉を出すときに気をつけていることは、言葉のテンポとタイミングです。テンポとタイミングを意識すると気持ちよく言葉が繋がります。
 
30年間、私を悩まし続けてきた吃音が、僅か10ヶ月、仕事の合い間を見つけて単音腹圧発声法と文節リズム発語法の訓練をすることであっけなく治ってしまったのです。
この30年間、悩まし続けてきた吃音とは私にとってなんだったのだろうか、杉本先生にもっと早く出会えていたら私の人生はどう変わっていたのだろうかなどと考えたりもしますが、これが私の運命だと受け止めています。とにかく吃音から解放されました。
とても気持ちがいいです。これからは吃音に煩わされない人生をしっかり生きて行こうと思います。

院長より一言

Hさんは吃音を克服することに夢を持ち続けていらっしゃいました。当治療院の吃音矯正理論はシンプルなものではあっても、訓練は決して楽なものではなかったと思います。
単音腹圧発声法と文節リズム発語法の習得には個人差がありますが、執念とも思える努力の結果が実を結びました。40代の方でも吃音は改善できるのです。

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吃音・どもり矯正治療専門 杉吃音治療院

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